海外留学先の現地での支払いは、クレジットカードがおすすめです。
留学先での傷害保険が付帯したり、海外利用で還元率が上がったりするカードもあり、年会費が無料のカードでも充実した付帯サービスを受けられます。
留学用クレジットカードの選び方
- 海外旅行傷害保険は付帯条件を確認!自動付帯だとカードを持っているだけで保障が付帯
- 国際ブランドはVISAかMastercardであれば海外で使える場所が多い
- 海外キャッシング(※)が可能なカードだと、急に現金が必要になったときも安心
※クレジットカードのキャッシング機能を使って海外ATMから現地通貨を引き出すこと
\海外留学に特におすすめのカードを厳選/
海外特典が充実! | 帰国後も使うならこれ! | |
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学生専用ライフカード | 三井住友カード(NL) | |
年会費 | 無料 | 無料 |
特徴 | ・海外ショッピング利用総額が3.0%還元 ・海外旅行傷害保険が自動付帯 | ・ナンバーレスのためセキュリティ面で安心 ・(国内)対象のコンビニ・飲食店で最大7.0%*還元! |
国際ブランド | ||
海外旅行傷害保険 | 自動付帯 (海外旅行:最高2,000万円) | 利用付帯 (海外旅行:最高2,000万円) |
海外キャッシング | 上限額の記載なし | 公式サイト確認 |
発行日数 | 最短2営業日 | 最短10秒*2 |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る |
公式 | 申し込む | 申し込む |
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
※上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
*2 即時発行ができない場合があります。
この記事では、留学先で利用するクレジットカードの選び方や、学生の留学におすすめのクレジットカードを詳しく紹介しています。
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目次
海外留学でのクレジットカードやその他の決済手段それぞれのメリットとデメリット
留学先での支払い方法や手段は、現金やクレジットカードだけでなく、デビットカードや現地通貨などもあります。また、海外で口座を作ってそこに送金するという方法もあります。
まずは、それぞれの決済手段の特徴とメリット・デメリットについて解説します。
クレジットカードは海外では最も便利な決済手段
メリット | デメリット |
---|---|
◆持ち歩く現金が最小限で済む ◆盗まれても補償される可能性が高い ◆付帯保険を利用して保険料を節約できる | ◆カード利用時に手数料が発生する ◆18歳未満の申し込みが原則不可 |
クレジットカードは、1枚持っておくことで、手元に現金がなくてもすぐに支払いが可能です。海外で銀行口座からお金を引き出そうとしても、引き出せる日本の銀行口座は意外と限られているため、日本と同じような感覚ですぐにお金を引き出せない場合も多々あります。
また、海外で現金を盗まれた場合、警察に届けたとしても盗まれたお金が戻ってくる可能性は低いですが、クレジットカードの場合、カードを利用停止にすれば、それ以降お金を使われることはありません。
停止手続きの前にお金を使われてしまった場合でも、補償を受けられる可能性が高いため、盗難被害も比較的小さく抑えられます。
海外留学で特にメリットが大きいのは、付帯している旅行傷害保険です。旅行損害保険の内容はクレジットカードによりますが、留学中のケガや病気の際の費用の補償をしてくれるものが多いです。期間は90日間ほどのことが多く、短期留学であれば、別途留学保険などに入らずとも、クレジットカード付帯の旅行傷害保険で十分な補償を受けられることがあります。
例えば最初の90日間はクレジットカード付帯の保険を利用し、その後は留学保険に入るなどして、保険料を節約することも可能です。
デメリットとしては、カード利用時に手数料が発生することや、18歳未満の申し込みが原則不可なことなどが挙げられます。
いくつかデメリットもありますが、特に留学中の盗難や紛失の際のトラブルでも安心なことから、学生にもクレジットカードはおすすめです。
現地通貨は現金しか使えないときに便利
メリット | デメリット |
---|---|
◆クレジットカードの使えない場所でも支払いができる ◆支払時に手数料がかからない | ◆盗難に遭った場合戻ってくる可能性が低い ◆ATMでの引き出しに手数料がかかる |
現金での支払いと同様です。日本から持ってきた現金(円)を両替所で現地通貨に替えたり、ATMから現地通貨として現金を引き出したりして使います。また、クレジットカードを使いキャッシングをして現地通貨を手にするという方法もあります。
メリットとして、クレジットカードの使えない場所でも支払いができ、支払時に手数料がかからないという点が挙げられるでしょう。
デメリットは、盗難に遭った場合、戻ってくる可能性が低いということが挙げられます。また、手数料がかからないとはいえ、現地通貨をATMから引き出したり、キャッシングしたりする場合は、その分の利用手数料がそれぞれかかる点もデメリットといえます。
クレジットカードと比較しても、「クレジットカードが使えない場面での支払いが可能」という以外には、手数料や盗難リスクの面からもカード利用の方がおすすめできます。
クレジットカードは利用時に手数料が発生するとはいえ、ATMで現金を引き出したり、キャッシングを利用したりする際の手数料と比べると、カード利用の方がお得なことが多いといえます。
デビットカードは分割払いができないが使いすぎを防げる
メリット | デメリット |
---|---|
◆使いすぎを防げる ◆基本的に信用審査がいらない ◆手続きが簡単で15歳から申し込める | ◆分割払いができない ◆公共料金や家賃などの引き落としには利用できない |
デビットカードは、カードの支払いと同時に指定の銀行口座から引き落としをされるカードです。
クレジットカードが、利用時から約1ヶ月後など、所定の期間の後にまとめて利用金額の引き落としがあるのに対し、デビットカードは支払時にすぐ銀行口座から引き落としをされるため、今持っている金額以上の支払いができず、使いすぎを防げるというメリットがあります。
以上のような特徴から、基本的に信用審査がいらず、手続きが簡単で15歳から申し込めます。
デビットカードは分割払いができません。また、公共料金や家賃など毎月の料金の引き落としには利用できないことがほとんどです。
留学の際は、家賃や公共料金を自分で支払う方も多いでしょうから、その点から見てもクレジットカードは持っておくべきだといえます。
海外送金は海外での口座が必要だが大金を持たなくてよい
メリット | デメリット |
---|---|
◆現地に多額の現金を持っていかずに済む | ◆送金手数料や為替手数料がかかる ◆留学先の口座が必要 ◆口座にお金が届くまでに時間がかかる |
海外送金は、日本から留学先の銀行口座に送金をする方法です。
日本にいる家族が、留学中の学生に定期的に仕送りをする場合などは、海外送金を選ぶ場合も多いでしょう。日本から送金をすれば、出発前に多額の現金を持っていき、慣れない地で大金を持ち続ける必要もありません。
一方、送金手数料や為替手数料がかかる、留学先の口座が必要、口座にお金が届くまでに時間がかかるといったデメリットもあります。
送金後の使い方は現地通貨(現金)と同じなので、メリットやデメリットも同様です。
海外送金だと、送金時の手数料がかかるうえ、盗難リスクなどもクレジットカードと比べると高まります。
海外留学用にクレジットカードを選ぶときの5つのポイント
海外留学にクレジットカードが必要とはいっても、どんなカードが留学に適しているのかわからないという方も多いと思います。
そこで、ここからはクレジットカード選びのポイントを大きく5つに分けて紹介していきます。
1.海外旅行傷害保険は利用付帯か自動付帯か
クレジットカードには、旅行傷害保険が付帯している場合があります。
付帯している場合でも、利用付帯と自動付帯という2つの適用条件があります。
自動付帯はその名のとおり、クレジットカードを持っているだけで自動的に保険が適用されます。
一方、利用付帯は、旅行の航空チケットやツアー代金をクレジットカードで支払った場合に保険が適用される仕組みを指します。
旅行費をクレジットカードで支払う予定がない場合は、海外旅行傷害保険が自動付帯のカードを選びましょう。
2.海外キャッシングで現金を引き出せるか
クレジットカードの中には、キャッシング機能がついているものもあります。
クレジットカードがあれば基本的に支払いには困りませんが、クレジットカードに対応していない店舗での支払いなどでは現金が必要になることがあります。
その際、キャッシング機能付きのクレジットカードを持っていれば、海外ATMなどで現地通貨を引き出すことができます。
しかし、キャッシング機能付きのカードであっても、海外でいつでも現金引き出しが可能とは限りません。いざというとき、現金が必要になることもあります。
事前に海外キャッシング可能なクレジットカードかどうかをきちんと確認しておくとよいでしょう。
3.国際ブランドはVISAかMastercardがおすすめ
クレジットカードを海外で利用する際、大きな差が出るのが国際ブランドごとの違いです。
海外ではVISAやMastercardが使いやすいですが、それぞれ事務手数料や為替レートなどが異なり、さらに対応店舗の数も違うため、留学先の国ではどの国際ブランドが使いやすいのかを事前に確認しておきましょう。
JCBは韓国や台湾、ハワイやグアムなど、日本人が多く旅行する地域では使えることが多いです。
4.年会費が有料か無料か
クレジットカードには、年会費が有料のカードと無料のカードの2種類があります。
有料のカードの場合は、年会費分のメリットがあるかどうかを検討するとよいでしょう。
また、一口に「無料」といっても、条件つきで無料や初年度無料など、期間や場合によって料金が発生するカードもあるため注意が必要です。
年会費を払いたくない方は、永年無料のクレジットカードを選ぶのが安心でしょう。
5.ナンバーレスカードやスマホ決済可能なカードだと安全
海外では、カード使用時に番号を盗み見られたり、置き引きやひったくりでカード自体を盗まれたりと、さまざまな危険があります。
そのため、カードに番号が記載されていないナンバーレスカードや、クレジットカードをスマホに登録してスマホで支払うスマホ決済が可能なカードがおすすめです。
万が一、盗難などのトラブルに巻き込まれた場合は、すぐにカード会社に連絡をしてください。
また、何らかのトラブルでカードが使えなくなったときに備えて、複数枚のカードを持っていくといいでしょう。
学生でも発行できる!海外留学におすすめのクレジットカード6枚を比較
ここからは、海外留学する学生におすすめの6つのクレジットカードを紹介します。
まずは、6枚のカードを以下の比較表にまとめました。
カード名 | 学生専用ライフカード | 三井住友カード(NL) | エポスカード | JALカード navi(学生用) | JCB CARD W | ANAカード(学生用) |
---|---|---|---|---|---|---|
国際ブランド | ||||||
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
スマホタッチ決済 (Apple Payと Google Pay両方に対応) | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
海外旅行傷害保険 | 自動付帯 (最高2,000万円) | 利用付帯 (最高2,000万円) | 利用付帯 (最高3,000万円) | 自動付帯 (最高1,000万円) | 利用付帯 (最高2,000万円) | 自動付帯 (最高1,000万円) |
海外キャッシング (利用限度額) | 上限額の記載なし | 公式サイト確認 | 公式サイト確認 | 上限額の記載なし | 上限額の記載なし | 上限額の記載なし |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
続いてはそれぞれのカードについて詳しく説明します。
学生専用ライフカードは海外旅行保険が自動付帯で安心
ライフカード
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 0.5%~ |
国際ブランド | VISA・Mastercard・JCB |
ライフカード
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 0.5%~ |
国際ブランド | VISA・Mastercard・JCB |
学生専用ライフカードは、学生用のサービスが充実したクレジットカードで、海外ショッピング利用でのキャッシュバックサービスがあることから海外留学にも適しているといえます。
旅行傷害保険も在学中なら最高2,000万円が自動付帯となるため、安心して海外留学できるでしょう。
申し込み資格は高校生を除く満18歳以上満25歳以下かつ、大学・大学院・短期大学・専門学校に現在在学中の学生で、年会費は永年無料です。※高校生は進学予定の方のみ、卒業年の1月1日~未までの期間で申し込み可能
また、学生用のライフカードは、学生のうちに発行しておけば、卒業後も年会費無料で使い続けることができます。留学の準備としてはもちろん、その後もクレジットカードを1枚持っておきたい方にはぜひおすすめのクレジットカードです。
三井住友カード(NL)はナンバーレスのため海外でも安心のセキュリティ
三井住友カード(NL)
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 0.5〜7.0%* |
国際ブランド | VISA・Mastercard |
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
※上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
三井住友カード(NL)
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 0.5〜7.0%* |
国際ブランド | VISA・Mastercard |
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
※上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
三井住友カード(NL)は高校生を除く18歳以上を対象としており、年会費永年無料なので学生の方でも申し込みやすいカードだといえます。
国際ブランドも加盟店舗数の多いVISAやMastercardから選ぶことができます。また利用付帯とはなりますが、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯しています。
券面にカード番号などが印字されていないナンバーレスカードのため、セキュリティ面でも安心なのが特徴です。ポイント還元率も高く、帰国してから日本で使うカードとしてもおすすめなカードです。
エポスカードは海外旅行傷害保険が充実していて安心!
エポスカード
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA |
エポスカード
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA |
エポスカードは年会費永年無料のカードであり、学生の方にも作りやすいカードです。
エポスカードの海外旅行傷害保険は利用付帯のため、旅行料金の一部をエポスカードで支払うことが保険を利用する条件になります。ですが、パッケージツアーなど高額な支払い以外にも、空港に向かうタクシー料金や成田エクスプレスなど比較的少額の支払いをエポスカードでするだけで、付帯の保険を利用することができます。
ケガをしたときの傷害治療費用が200万円まで、疾病治療費用が270万円まで補償されるなど、付帯の保険が非常に優秀なため、海外留学にはぜひ持っていきたいカードです。
詳しくは、公式サイトの「【重要】エポスカード会員さま向け海外旅行傷害保険のサービス改定のお知らせ」を確認してみてください。
JALカード naviは学生ならマイルが無期限で家族カードも作れる
JALカードnavi(学生専用)
年会費 | 無料 |
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還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA・Mastercard・JCB |
JALカードnavi(学生専用)
年会費 | 無料 |
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還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA・Mastercard・JCB |
JALカード naviは学生向けのクレジットカードで、高校生を除く18歳以上30歳未満の学生であれば申し込みができます。
年会費も在学中は無料のため、学生の方は発行しやすいカードの1枚です。また、マイルも在学中は無期限であったり、卒業後にはお祝いとして2,000マイルのプレゼントがあったりと、おすすめポイントも多くあります。
高校生でJALカードを発行したい場合は、家族がJALカードに入会しており、留学やホームステイなどの目的で保護者を伴わず海外に滞在する場合にのみ、同意書を提出することで家族カードの申し込みができます。
なお、JALカード naviは学生の発行できるクレジットカードですが、海外の大学に在学中の場合は、事前の相談が必要になります。
JCB CARD Wは若年層向けのカードで学生でも申し込みやすい
JCB CARD W
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 1.0%~ |
国際ブランド | JCB |
JCB CARD W
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0%~ |
国際ブランド | JCB |
JCB CARD Wは18歳以上39歳以下の若年層を対象としたクレジットカードで、学生であれば安定した収入がなくても申し込みが可能です。
国際ブランドはJCBのみのため、メインカードとしてはVISAやMastercardのクレジットカードを発行しておき、JCB CARD Wは2枚目のサブカードとして持つのがおすすめです。
JCB CARD Wの旅行傷害保険は、死亡・後遺障害が最大2,000万円、疾病治療費用も1回の病気につき100万円まで補償してくれます。
詳しくは、公式サイトの「海外旅行傷害保険」を確認してみてください。
ポイント還元率が高いため、帰国後に日本で日常的に使うカードとしても使い勝手がいいカードです。
ANAカード(学生用)は海外旅行保険が自動付帯でマイルも貯まる
ANAカード(学生用)
年会費 | 無料 *在学期間中 |
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還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
ANAカード(学生用)
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
ANAカード(学生用)は学生向けのカードで、VISA・Mastercard・JCBの3種類のブランドの中から好きなブランドでカードを作れます。
ANAカード(学生用)は、90日間の旅行傷害保険が自動付帯しており、短期海外留学をするなら持っておきたい1枚です。また、学生限定のボーナスマイルも貯めることができるため、留学の際の渡航費などの支払いにも使えます。
留学する国別のおすすめクレジットカード
アメリカに留学する方におすすめのクレジットカード
アメリカではカード決済が広く普及しています。
アメリカでは医療費が非常に高いため、万が一の事故や病気のリスクに備えて、ライフカードやエポスカードなど付帯の海外旅行保険が充実しているカードがおすすめです。
またアメリカでは、ロサンゼルス、ホノルル、ラスベガス、サンフランシスコ、ニューヨーク、サイパンの6都市でJCBプラザを利用することができます。
カナダに留学する方におすすめのクレジットカード
カナダもアメリカと同様に、カード決済が広く普及しています。VISAやMastercard、アメックスのカードを持っていれば、支払いに困ることはないでしょう。
6ヶ月以内の短期留学で空路(飛行機)でカナダに入国する方は、渡航前にeTA(電子渡航認証)の申請が必要です。
eTAは現金での支払いができないため、クレジットカードなどでのオンライン決済をする必要があります。
引用:カナダ政府「電子渡航認証(eTA)の概要」
オーストラリアに留学する方におすすめのクレジットカード
オーストラリアではカード決済が広く普及しています。VISAやMastercard、JCBがおすすめです。
オーストラリアに3か月以上留学する際にはビザが必要ですが、ビザの支払いはオンラインでのクレジットカード決済のみ可能です。そのため、3ヶ月以上オーストラリアに留学する方は、クレジットカードは必須です。
また、オーストラリアでは、シドニー、ケアンズ、ゴールドコーストの3都市でJCBプラザを利用することができます。
韓国に留学する方におすすめのクレジットカード
韓国ではクレジットカードが非常に広く普及しています。また、カード決済のみ可能で現金決済ができない場合もあるため、クレジットカードを持っていくことをおすすめします。
韓国では、VISAやMastercard、JCBのカードを使うことができます。
韓国では、「JCBプラザ ラウンジ・ソウル」を利用することができます。明洞から徒歩約5分に位置しているので立ち寄りやすく、ソウルの最旬情報を仕入れることもできます。
台湾に留学する方におすすめのクレジットカード
台湾では、クレジットカードと現金の両方が使えます。カードを使えず現金での決済のみ可能な場所もあるため、現金とカードの両方を持っていくことをおすすめします。VISAやMastercard、JCBがおすすめです。
また台湾では、「JCBプラザ ラウンジ・台北」を利用することができます。現地の最新情報を知ることができたり、人気のエステ、マッサージの予約も可能です。
中国に留学する方におすすめのクレジットカード
中国では、日本よりもはるかにキャッシュレス化が進んでいます。
中国では、VISAやMastercardなどの一般的な国際ブランドよりも、中国の決済ネットワーク運営会社である「中国銀聯」が提供する「銀聯ブランド」のクレジットカードが広く使われています。
海外留学中のクレジットカード利用時に注意したい4つのこと
留学先ではクレジットカードが便利とはいえ、利用の際には注意が必要です。
ここからは、留学時のクレジットカード利用で注意しておきたい点を4つに分けて紹介します。
1.キャッシング利用時のATM手数料と利息を確認する
クレジットカードでキャッシングを利用する際には、利息と手数料が発生します。また、海外ATMでは現地の金融機関ごとに所定の手数料が追加でかかることもあるため注意が必要です。
2.パスポートの提示を求められてもいいように携帯しておく
海外でクレジットカードを使用する際、パスポートの提示を求められる場合があります。
特に高額支払時に求められるケースが多いため、そのような際にはパスポートを携帯しておくとよいでしょう。
3.クレジットカードの有効期限と利用限度額を確認する
クレジットカードには有効期限があり、海外で有効期限が切れてしまうと再発行などの手続きがとても面倒です。
また、支払いの大半をクレジットカードで行う場合、利用限度額にも注意が必要です。
学生向けのクレジットカードは、基本的に利用限度額が低く、10~30万円ほどであることが多いです。
一般的な留学生の1カ月の生活費は10~15万円ほどであり、旅行や観光をする場合も考えると、海外留学にはカードを2枚以上持っていった方がいいといえるでしょう。
4.クレジットカード利用時はレートを比較して日本円か海外通貨かを選択する
海外でクレジットカードを利用する際、お店によっては日本円と海外通貨のどちらで支払うかを選べる場合があります。
この際、海外通貨での支払いの場合はカード会社の規定の為替レートが、日本円の場合はお店が決定した為替レートが適用されます。
留学先の国で、どちらが割安になるかに合わせて通貨を選ぶとよいでしょう。
海外留学中にクレジットカードを利用するリスクは?対処法と安全性を紹介
海外留学という環境においては、ふだん以上にクレジットカードのリスクや安全性が気になる、という方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここからはクレジットカードを利用する際の代表的なリスクと、その対処法について紹介します。
盗難や不正利用被害時は利用停止措置を取る
海外に限った話ではありませんが、クレジットカードは盗難や不正利用の被害に遭う可能性があります。スキミングというカード情報を抜き取り、偽造カードを作る手口もあります。
盗難や紛失の際はもちろんですが、手元にカードがある場合でも、不正利用やスキミングの可能性を考え、覚えのない支払いがあった場合にはすぐにカード会社に問い合わせるようにしましょう。
利用停止措置をすれば金銭的被害は最小限に抑えられますが、利用再開までに時間がかかることもあります。そのため、カードは1枚だけでなく複数枚手元に用意しておくと1つのカードが使えなくなった場合でも安心です。
問い合わせ窓口の緊急連絡先を事前に確認しておく
カード会社の連絡先はカードに記載されていることが多いものの、カードが手元にない状況ではそれを確認することもできません。
上述のように、盗難や不正利用の被害に遭ったときは、すぐに利用停止措置を取ることが重要です。事前に緊急連絡先は別途メモなどしておいた方がよいでしょう。
クレジットカードなら不正利用時なども補償がある
仮に盗難や不正利用などがあった場合でも、カード会社がその支払いをいくらか補償してくれることが多いです。
補償の内容はカード会社によっても異なりますが、現金の盗難などに比べると損失を取り戻せる可能性は高いといえます。
海外留学向けのクレジットカードに関するよくある質問
Q.海外旅行傷害保険は利用付帯と自動付帯のどちらを選ぶべき?
クレジットカードの旅行傷害保険は、利用付帯と自動付帯という2つの適用条件があります。
- 利用付帯:旅行の航空チケットやツアー代金をクレジットカードで支払った場合に保険が適用される
- 自動付帯:クレジットカードを持っているだけで自動的に保険が適用される
旅行費をクレジットカードで支払う予定がない場合は、海外旅行傷害保険が自動付帯のカードを選びましょう。
海外留学時のクレジットカードのまとめ
海外留学の際、クレジットカードを持っておくと、カード1枚でどこでも支払いができるほか、とっさに支払いが必要な際など現金を用意する手間を省けるためとても便利です。
また、盗難に遭っても、利用停止手続きをすることで現金を紛失したときと比べて、被害を最小限に抑えることができます。
他にも、クレジットカードには旅行傷害保険など留学の際に有用な付帯サービスもあります。
カードごとに付帯サービスや年会費などは異なるため、ぜひこの記事を参考にして自身の留学に適したカードを選んでみてください。