楽天ペイとPayPayはどっちがお得?ポイント還元率や利便性を徹底比較

楽天payとpaypayの比較

「楽天ペイとPayPayはどっちがお得なの?」

楽天ペイとPayPayのポイント還元率や使いやすさなど利便性について当編集部が徹底比較したところ、総合評価で見るとPayPayの方が便利で使いやすいという結果になりました。

<楽天ペイとPayPayどっちがお得?>

\\総合評価//ペイペイのアイコン

総合評価は「PayPayの方がお得で使いやすい」という結果でしたが、楽天ペイはポイントの基本還元率が高いので、ポイントが貯まりやすいといったメリットがあります。

楽天payとpaypayのメリット

そこで本記事では楽天ペイとPayPayについて基本的なスペックだけでなく、キャンペーンや使いやすさなどさまざまな側面から徹底比較しました。どのような人にとって、どちらが便利なのかを見ていきましょう。

<おすすめタイプ>

ポイントを着実に貯めたい人楽天ペイロゴ
日々のお買い物金額を安くしたい人paypayのアイコン
店頭での買い物が多い人楽天ペイロゴ
オンラインショップでの買い物が多い人paypayのアイコン

*表示価格はすべて税込です。

楽天ペイとPayPayの総合評価を比較表でチェック!どっちがお得か使い分け方法がわかる

楽天payとpaypayの総合評価

楽天ペイとPayPayはそれぞれが高いシェアを誇るQRコード決済です。各サービスについて項目ごとに点数をつけて比較したところ、総合評価としてはPayPayの方が高得点となりました。

\楽天ペイとPayPayの比較!総合結果表/

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
ポイント還元率
詳しく見る >>
18点9点
キャンペーン
詳しく見る >>
20点14点
加盟店数・使える店舗数
詳しく見る >>
7点13点
利用上限額
詳しく見る >>
6点8点
使いやすさ・利用方法
詳しく見る >>
19点33点
◆ 総合評価 ◆ *70点77点

*比較項目を◎5点、〇3点、△1点、×0点で計算

総合評価の点数はPayPayの方が高いのですが、ポイント還元率やキャンペーンがお得に利用できるのは、楽天ペイという結果でした。

ではそれぞれのメリットとデメリットから特徴をチェックし、どのような人に向いているのか見ていきましょう。

楽天ペイのメリット・デメリット

楽天ペイのメリットとデメリットをまとめたところ楽天ペイはこんな人におすすめできることがわかりました。

楽天payがおすすめな人

メリット楽天会員は新規登録
●不要基本のポイント還元率が1.0%
●ポイント最大還元率2.5%
●使える店舗数が500万カ所以上
●クレジットカード払いで利用上限額なし
●請求書の支払いにポイントを使える
相手が楽天ペイユーザーでなくても送金可能
デメリット●楽天市場を含む総合通販サイトで使えない
●楽天会員でない人は会員登録が必要
●毎月のチャージ上限額は100万円とPayPayより少ない

PayPayのメリット・デメリット

PayPayのメリットとデメリットをまとめると、PayPayはこんな人におすすめできることがわかりました。

paypayがおすすめな人
メリット電話番号とパスワードの登録だけですぐ使える
●お得なクーポンが豊富使える
使えるオンラインショップが多い
●オートチャージが便利
オフライン決済が可能1円単位の送金
●一度に複数人への送金・定期的な送金が可能
デメリット●使えるクレジットカードはPayPayカードのみ(2025年1月から)
●基本的なポイント還元率は0.5%とやや低い
●送金できるのはPayPayユーザーのみ
<strong>暮らしのマネー百貨編集部</strong>
暮らしのマネー百貨編集部

連携できるクレジットカードが2025年1月からPayPayカードのみになるという、PayPay改悪の話題は大きなニュースにもなりました。

paypayのサービス変更に伴う説明

楽天ペイとPayPayのポイント還元率を比較

ポイントがたまりやすいのは楽天ペイ

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
基本的なポイント還元率
1.0%

0.5%
最大ポイント還元率
1.5%

2.0%
最大還元率の条件
条件なし
どんなチャージ方法でもOK

条件3つ
PayPayカード ゴールドでカード払いを設定
二重取りした場合のポイント還元率
2.5%
×
不可
評価の合計得点18点9点

楽天ペイとPayPayのポイント還元率を比較したところ、楽天ペイに軍配が上がる結果となりました。

ポイントの最大還元率はPayPayの方が高いものの条件のハードルが高いうえ、ポイントの二重取りができないので、楽天ペイの方がポイントが貯まりやすいということです。

なお楽天ポイントとPayPayポイントは、1ポイント1円相当の換算レートと使い道は同じです。

ポイントの使い道
  • 残高にチャージ
  • 決済時の支払い
  • ポイント運用やポイント投資

\ポイントの付与時期と使い道/

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
付与時期最短翌日利用月の翌月15日頃
使い道●楽天ペイの残高にチャージ
●楽天グループまたは楽天ペイを使える店舗での決済に利用(楽天市場などオンラインショップも可)

●PayPayの残高にチャージ
●PayPayを使える店舗での決済に利用
(AmazonやYahoo!ショッピングなどオンラインショップも可)

楽天ポイントはポイントを早くゲットできるため、付与されたポイントはすぐに使いたいという人にとってうれしい特徴です。

残高にチャージすれば、現金として出金することもできます。

1.楽天ペイとPayPayの基本のポイント還元率を比較

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
基本のポイント還元率
1.0%

0.5%
1万円決済したときに受け取れるポイント100ポイント50ポイント

楽天ペイとPayPayの基本となるポイント還元率は楽天ペイの方が高く、同じ買い物でもより多くのポイントを貯めることができます。

ただし、キャンペーンや利用条件のクリアなどで、PayPayの方が還元率を上回ることもあります。

2.楽天ペイとPayPayの最大ポイント還元率の違い

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
最大ポイント還元率
1.5%

2.0%
1万円決済したときに受け取れるポイント150ポイント200ポイント
最大還元率の条件
条件なし
どんなチャージ方法でもOK

PayPayカード ゴールドでカード払いするよう設定
PayPayまたは上記カードであわせて30回以上支払い
PayPayまたは上記カードであわせて10万円以上支払い

楽天ペイとPayPayの最大還元率を比較すると、PayPayの方が、最大ポイント還元率が高い結果となりました。

\注目ポイント/

PayPayの最大還元率の2.0%は、年会費11,000円のPayPayカード ゴールドへの入会が第一条件のためコストがかかる

年会費無料のPayPayカードを紐付けして上記条件を達成した場合、ポイント還元率は1.5%となるため楽天ペイと同じです。

楽天ペイはチャージ払いを選択するだけで、1.5%のポイントが付与されます。

一方PayPayは、PayPayカード ゴールドを支払いに設定する必要があります。PayPayカード ゴールドは年会費11,000円のカードです。そのうえ毎月10万円以上の決済という条件もあり、達成難度が高いといえるでしょう。

3.楽天ペイとPayPayのポイント二重の違い

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
二重取りした場合のポイント還元率
最大2.5%
×
不可
1万円決済したときに受け取れるポイント最大200ポイント

キャッシュレス決済の普及が進むにつれて、ポイントの二重・三重取りというワードを当たり前に耳にするようになりました。

楽天ペイは楽天ポイント加盟店での決済で二重取りをすることができますが、PayPayは二重りをすることはできません

ただしPayPayは会計前にアプリ内にあるモバイルVカードを見せることで、VポイントとPayPayポイントをそれぞれ貯めることが可能です。

楽天ペイでポイントを二重する条件
  • 店舗での決済前に楽天ポイントカードを提示:1.0%
  • 「チャージ払い」を選択した状態で楽天ペイで決済:1.5%
楽天ポイントカードを提示してのポイント二重取り

楽天ペイは、ポイントカードの提示も決済も1つのアプリ上で完結します。なおポイントカードの使える店舗や加算されるポイント還元率は異なるため、楽天ペイの公式サイトでご確認ください。

楽天ペイとPayPayのお得なキャンペーンを比較

キャンペーンのでお得に使いやすいのは楽天ペイ

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
ポイント還元率
最大20%

最大20%
キャンペーンの対象店舗
楽天ペイが使える店舗

店舗指定あり
キャンペーンの適用条件
エントリーして支払い

指定のアプリとPayPayアプリを連携して支払い
マイナポイント
最大20,000ポイント

最大20,000ポイント
評価の合計得点20点14点

楽天ペイとPayPayのそれぞれお得なキャンペーンを比較したところ、楽天ペイの方が利便性が高いことがわかりました。

  • 楽天ペイ
    • エントリーが簡単で汎用性が高い
  • PayPay
    • キャンペーンは利用シーンがやや限定的

PayPayのキャンペーンは利用シーンがやや限定的な分、クーポンの配布でお得感をカバーしているといえます。

それぞれのキャンペーン内容を、詳しく見ていきましょう。

1.楽天ペイは楽天市場でポイント最大20%

楽天ペイでは、過去に以下のようなお得なキャンペーンが実施されていました。

キャンペーンの種類ポイント還元率キャンペーンの適用条件
実店舗で使えるキャンペーン最大20%1.キャンペーンにエントリー
2.カード払いもしくはチャージ払いを選択
3.店舗で支払い

実店舗での支払いでポイント還元率が最大20%になるという類似キャンペーンは、適宜開催されています。適用条件は非常に簡単で、キャンペーンページからエントリーし指定の決済方法で支払いをするというものです。

キャンペーンによってはポイント付与に上限があったり、付与対象者が抽選になったりする場合もあります。

また楽天ペイを使うなら、楽天市場のキャンペーンも見逃せません。キャンペーンへのエントリーでポイント還元率がどんどん上がっていくのは、楽天グループの大きな魅力といえるでしょう。

ただし、楽天市場で楽天ペイを使えないのは残念なポイントです。楽天ペイに紐付けた「楽天カード」での決済となります。

2.PayPayはキャンペーン利用でポイント最大20%

PayPayユーザーが押さえておきたいお得なキャンペーンの一例は、以下のとおりです。

キャンペーンの種類ポイント還元率キャンペーンの適用条件
実店舗(ミニストップ)で使えるキャンペーン最大20%1.ミニストップアプリとPayPayアプリを連携
2.ミニストップアプリを開き、PayPayを使って支払い
チャージ&PayPay利用で適用できるキャンペーン500ポイント1.一度に1万円以上をPayPay銀行の口座からPayPayの残高にチャージ
2.条件1を達成後、PayPayの残高から期間中に合計2,000円以上を決済

このほか、ウエルシアグループアプリとの連携やモスバーガーの利用などを条件としたキャンペーンもありました。上記のとおり、PayPayのキャンペーンは利用できるシーンがやや限定的といえます。

しかし、それをカバーするのが毎週月曜日に更新されるお得なクーポンです。PayPayはアプリ上でクーポンを配布しています。たとえば松屋でポイント還元率が最大10.0%になるものや、小田急百貨店でポイント還元率が最大5.0%になるものなどがあります。

こうしたクーポンを活用することで、より多くのポイントを得られるでしょう。詳しくは、PayPay公式サイト「クーポンの使えるお店」をご覧ください。

楽天ペイとPayPayの加盟店数や利用できる店舗を比較

利用可能店舗が多いのはpaypay

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
累計店舗数
500万ヵ所以上*2022年6月時点

410万ヵ所以上*2023年3月時点
オンラインショップ
総合通販での利用不可

AmazonやYahoo!ショッピングで利用可
ふるさと納税サイト
2サイト

5サイト
評価の合計得点7点13点

楽天ペイとPayPayが利用できる加盟店数を比較したところ、店舗数は楽天ペイがやや上回ったものの、PayPayの方が利便性が高いことがわかりました。

AmazonやYahoo!ショッピングなどの総合通販サイトで利用できる点は、楽天ペイにはない強みです。

近年では多くの店舗で、日々さまざまな決済方法の導入が進んでいます。自分がよく利用する店舗で利用できる決済方法をチェックしてみてください。

全国展開しているショップでも東京都内では楽天ペイとPayPayのどちらも導入済みなのに対し、埼玉県の店舗はPayPayしか対応していなかった、といったケースもあるようです。

1.楽天ペイとPayPayが使えるオンラインショップを比較

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
利用可能なショップ数
フード:25
ファッション:29
ホビー・デジコン:29
*2023年12月時点

総合通販:32
フード:40
ファッション:84
ホビー・エンタメ:68
*2023年12月時点

オンラインショップについては、PayPayの方が幅広く主要なサービスを網羅している傾向があります。

Amazonユーザーや、さまざまなオンラインショップを使いたい人はPayPayの方が最適です。

なお、楽天ペイは楽天市場をはじめとする総合通販では使えませんが、ドミノピザやユナイテッド・シネマグループなど、楽天ペイでしか使えないオンラインショップもあるため、よく使うショップが対象となっているかを確認しておきましょう。

2.楽天ペイとPayPayが使えるふるさと納税サイトを比較

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
利用可能なショップ数
ふるさとチョイス
ふるなび
*2023年10月時点

さとふる
ふるさとチョイス
ふるなび
ふるさと本舗
ふるさとプレミアム
*2023年10月時点

PayPayは楽天ペイよりも利用できるふるさと納税のサイト数が多いです。なかでも「さとふる」と提携しており、さとふるでPayPayを使うとポイントがもらえるキャンペーンも実施中です。

天ペイは、同じ楽天グループにもかかわらず「楽天ふるさと納税」では使えません楽天カードで楽天ふるさと納税を利用すれば、楽天ポイントをお得に貯めることはできます。

楽天ペイとPayPayの利用上限額を比較

利用金額の上限が高いのはpaypay

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
利用上限額
(1ヵ月あたり)

上限なし

最大200万円
利用額を上限まで上げる方法支払元を下記のいずれかに設定
クレジットカード
デビットカード
楽天銀行口座払い
「残高払い」またはPayPayカードによる「クレジットカード払い」を選択*
残高払いの上限
(1ヵ月あたり)

最大50万円

最大200万円
評価の合計得点6点8点

*2025年1月からPayPayカード以外は不可

楽天ペイとPayPayの利用上限額に関する条件を比較したところ、PayPayの方が利便性が高いことがわかりました。

利用上限の金額のみで見ると支払元をクレジットカードや楽天銀行口座にした、楽天ペイの方が上限なく利用できて便利です。

しかしチャージした残高払いや請求書払いをするケースなどにおいては、PayPayの方が上限額が高くなる場合もあるため、PayPayの方が残高を気にせず利用できます。

楽天ペイは1ヵ月あたり最大100万円または上限なし

楽天ペイは以下のとおり、支払い方法によって利用上限額が変わります。

支払方法1回あたり過去24時間過去1ヵ月(1日~末日)
バーコード払い
QR払い
セルフ払い
最大50万円最大50万円最大50万円・上限なし*1
チャージ残高払い*2最大50万円最大50万円最大50万円
請求書払い最大30万円最大100万円

*1 支払元がクレジットカード・デビットカード・楽天銀行口座払いの場合は上限なし

*2 楽天ペイにおけるチャージ残高は「楽天キャッシュ」のこと

楽天ペイは、1回あたりの利用上限額が設けられているのが特徴です。月に100万円以上使えるからといって、一度に上限まで使えるわけではありません。

特に請求書払いは1回につき30万円までが限度です。公共料金や税金などをまとめて払うことがある人は、PayPayの方が利用しやすいでしょう。

なお残高チャージによる支払いを選択した場合、チャージの上限額は1ヵ月あたり10万〜100万円となります。

PayPayは1ヵ月あたり最大200万円

PayPayは1回あたりの利用上限額はなく、QR払いや請求書払いなど支払い方法によって上限額が異なることもありません。PayPayカードを持っている人にとっては、シンプルな仕組みで手軽に使えるでしょう。

支払元過去24時間過去1ヵ月(1日~末日)
残高払い
クレジットカード払い
(PayPayカード)
50万円最大200万円

*支払元に設定したクレジットカードは、本人認証されている前提で計算しております。

また残高チャージによる支払いを選択した場合、チャージの上限額も過去1ヵ月で最大200万円です。1ヵ月あたりの利用額が200万円以内に収まる人であれば、問題なく活用できるでしょう。

楽天ペイとPayPayの使いやすさや利便性を比較

チャージや送金などの利便性が高いのはpaypay

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
登録のしやすさ
楽天IDの登録が必要

メールアドレス不要で登録可能
支払方法の種類
7種類

3種類
チャージの方法・上限額
支払方法によって上限額が変動

1ヵ月あたりのチャージ上限額は一律200万円
店頭での支払方法
一部店舗でセルフ払いが可能
モバイルSuicaと連携してチャージが可能

オフラインでも決済可能
請求書払い
楽天ポイントが使える

支払日を予約できる支払先を登録しておける
現金の出金方法や手数料
1,000円から出金可

100円から出金可
送金のしやすさ
楽天IDをもつ全員に送金可能

複数人のグループで残高を送金し合える定期的な送金が可能
評価の合計得点19点33点

楽天ペイとPayPayの使いやすさを比較したところ、PayPayの方が利便性が高いことがわかりました。

楽天ペイは楽天経済圏の人にとって利便性がとても高い決済方法です。つまり、楽天経済圏を利用しない人にとって、楽天ペイは使いにくいサービスです。

一方PayPayはオフライン決済でも利用できるほか、請求書払いや送金の機能などが充実しており、幅広いユーザーに利用しやすいサービスといえます。

1.アプリインストールと登録

楽天ペイとPayPayは、どちらもアプリをインストールして使います。初めて使う際のステップは以下のとおりです。

QRコード決済を始めるステップ
  • アプリをインストール
  • 個人情報を登録
  • 利用開始

どちらも同じ手順で利用開始できますが、楽天会員の人は楽天ペイ、そうでない人はPayPayの方が、手軽に始められるでしょう。

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
登録
すでに楽天会員の人は登録不要

電話番号とパスワードだけで登録可能(メールアドレス不要)

2.支払元の種類や設定

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
支払元
楽天カード(その他クレジットカードも利用可)
楽天銀行デビットカード
楽天銀行口座
ATM
ラクマ
楽天ウォレット
楽天ギフトカード

PayPayカード
ATM
銀行口座

アプリの設定が完了したら、次はどこからお金を支払うか(支払元)を設定します。楽天ペイとPayPayで設定可能な支払元は、楽天ペイの方が豊富です。

ただし楽天グループのサービスがほとんどのため、ふだんからラクマや楽天ウォレットなど楽天グループのサービスを利用している人向けといえます。

一方PayPayは、クレジットカード払いの場合に登録できるのは2025年1月よりPayPayカードのみです。その反面、銀行口座であればみずほ銀行や三井住友銀行など幅広く設定可能な点では、利便性が高いといえます。

3.チャージの方法と上限額

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
1回あたりのチャージ上限額
10万または50万円

50万円
1ヵ月あたりのチャージ上限額
10万・50万・100万円

200万円
チャージ残高払い上限
1ヵ月あたり最大50万円

1ヵ月あたり最大200万円
オートチャージ
ポイント払いのみ利用可

複数の支払元で利用可

楽天ペイとPayPayはクレジットカード払いの場合、どちらも残高のチャージは不要です。しかし支払元をATMや銀行口座など、クレジットカード以外に設定した場合はチャージが必要となります。

どちらも残高チャージのやり方は大きく変わりません。基本的なチャージ方法は以下のとおりです。

基本的なチャージの方法
  1. アプリを開き、残高の横にある「+」ボタンを押す
  2. チャージ方法を選択
  3. チャージ金額を入力
  4. 画面の指示に従い、操作を進める
  5. チャージ完了

基本的に上記の方法でATMや銀行口座などから、手軽にチャージできます。

ただし楽天ペイとPayPayは、チャージの上限金額に差があります

<楽天ペイのチャージ上限額>

チャージ方法1回あたりのチャージ上限額1ヵ月あたりのチャージ上限額
楽天カード50万円50万円
楽天銀行50万円50万円
セブン銀行ATM50万円50万円
ラクマ10万円100万円
楽天ウォレット10万円10万円

<PayPayのチャージ上限額>

チャージ方法1回あたりのチャージ上限額1ヵ月あたりのチャージ上限額
PayPayカード50万円200万円
銀行口座50万円200万円
セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM50万円200万円
ヤフオク!・Yahoo!フリマの売上金50万円200万円

PayPayはチャージ上限額が利用上限額と同額で、毎月楽天ペイより高額なチャージが可能です。1ヵ月あたり50万円以上チャージして使いたい人はPayPayの方が最適です。

楽天ペイで1ヵ月あたり50万円以上使いたい場合は、チャージ不要のクレジットカード払いや楽天銀行口座払いを使いましょう。1ヵ月あたりの支払上限額がなくなるため、高額な買い物に使う場合に便利です。

オートチャージ機能で残高不足の心配なし

楽天ペイとPayPayには、それぞれオートチャージ機能があります。オートチャージとは、残高が一定額を下回ったら自動でチャージされる機能です。活用すれば、いざというときに残高が足りなくなる心配もありません。

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
おすすめポイントポイント払いでオートチャージが可能PayPayカード・銀行口座・クレジットからのオートチャージが可能

楽天ペイの場合は、「ポイント払い瞬間チャージ」を設定しておくと、ポイント払いでポイントが不足したときに自動でチャージされます。

楽天キャッシュ(電子マネー)のオートチャージは、楽天証券の公式サイトもしくは楽天証券のアプリから「チャージ設定(残高キープチャージ)」をする必要があります。楽天キャッシュ(電子マネー)のオートチャージはおもに楽天証券への積立資金を確保するための仕組みといえます。

一方PayPayは、銀行口座やPayPayカードからのオートチャージが可能です。ポイント払い以外でもオートチャージを活用したい場合は、PayPayの方が使い勝手が良いといえます。

4.店頭での支払い方法

支払い方法の設定が済んだら、いよいよ店頭で使ってみましょう。楽天ペイとPayPayの使い勝手に大きな差はありません

それぞれが支払いに使えるかどうかは、レジ付近に下記のマークがあるかどうかで判断しましょう。楽天ペイは下記(左)のマーク、PayPayは下記(右)のマークがあれば、決済可能です。

楽天ペイPayPay
楽天ペイロゴpaypayアイコン

支払い方法は、おもに以下の2種類です。

支払方法
  • 店頭にあるQRコードをアプリで読み取る:QR払い
  • アプリに表示されたバーコードをスタッフに読み取ってもらう:コード払い

レジでQRコードを提示されたら、以下のようにアプリの読み取りボタンをタップしてQRコードを読み取りましょう。

\QR払い/

楽天payとpaypayのQR払いの方法

店頭にQRコードがない場合は、アプリ画面に表示されているバーコードを店員に読み取ってもらいます。

\コード払い/

楽天payとpaypayのコード払いの方法

なお使い方以外では、以下のような違いがあります。

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
使い勝手
一部店舗でセルフ払いが可能
モバイルSuicaと連携してチャージが可能

オフラインでも利用可能

楽天ペイは一部店舗でレジでの会計を必要としない「セルフ払い」に対応しています。またモバイルSuicaと連携してチャージすることもできるため、券売機でのチャージが面倒な人にとって便利な機能です。

一方PayPayは、オフラインでも決済できるのが魅力です。1回の決済は最大50,000円で1日5回までの制限はありますが、電波の悪い駅構内など、どこにいてもスムーズに使える点で利便性が高いといえるでしょう。

5.請求書払いの方法

楽天ペイとPayPayの請求書払いは、以下のようにそれぞれのおすすめポイントが異なります。

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
おすすめポイント
支払いに楽天ポイントが使える*

支払日を予約できる支払先を登録しておける

*一部対象外の場合あり

楽天ペイとPayPayはどちらも、水道代や税金といった紙の請求書の支払いにも対応しています。支払手数料は無料*で、操作も以下のとおり手軽です。

*一部の支払先では負担手数料が加算される

請求書払いの手順
  1. アプリで読み取り画面を開き、請求書に記載のバーコードをスキャン
  2. 支払金額と支払い方法を確認
  3. 「支払い」ボタンをタップして決済完了

ポイントを活用したい人は楽天ペイ、定期的な請求書払いが発生する人はPayPayが便利でしょう。

6.現金の出金方法と手数料

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
出金手数料
楽天銀行:1万円以上の場合は無料、1万円未満の場合は100円
楽天銀行以外:210円

PayPay銀行:無料
PayPay銀行以外:100円
即時振り込み
楽天銀行以外は3営業日以内

PayPay銀行以外は翌営業日以降
出金額
1,000円から

100円から
上限額
1回10万円・1ヵ月100万円まで

24時間で50万円まで

楽天ペイとPayPayはどちらも、残高を銀行口座に現金として出金できます。楽天ペイは楽天銀行、PayPayはPayPay銀行に出金すると、手数料無料で即時振り込みが可能です。

提携銀行以外を使う場合はPayPayの方が手数料が安く、振り込みにかかる日数もやや短いのが特徴です。またPayPayは100円からと少額の出金も可能です。

一方楽天ペイは、1ヵ月で100万円までと高額な出金ができます

アプリから出金する方法は、楽天ペイとPayPayどちらもおおむね同じです。

現金の出金方法の手順
  1. 事前に本人確認を済ませておく
  2. アプリで残高を表示
  3. 「出金」ボタンをタップ
  4. 出金先の口座を選択または入力
  5. 出金金額を入力

本人確認にはどちらも審査が必要となります。楽天ペイは最大5日、PayPayは最大3日ほどかかるため、事前に済ませておくのがおすすめです。

7.送金の方法と手数料

比較項目楽天ペイロゴpaypayのアイコン
送金手数料
無料

無料
即時送金
可能

可能
送金額
1,000円から

1円から
上限額
一度に10万円まで

一度に10万円まで
送金相手
楽天IDをもつ人全員に送金可

PayPayを使っている人のみ
その他

複数人のグループで残高を送金し合うことも可能定期的な送金が可能
  • 楽天ペイの方が便利
    • 不定期かつ不特定多数の人に送金の機会が発生する人
  • PayPayの方が便利
    • 定期的な仕送りや割り勘の機会がある人

楽天ペイとPayPayは、ほかの人に残高を送金できます。どちらも手数料無料で即時送金が可能です。

楽天ペイは相手が楽天IDさえもっていれば、送金可能です。楽天ペイを使っていない人に対しても、電話帳やSNSと連携して送金できます。

一方PayPayは1円という少額から送金できるのが魅力です。送金相手はPayPayを使っている人のみに限定されるものの、複数人のグループで残高を送金し合ったり、定期的に自動で送金したりできる機能もあります。

送金の手順は両者ともに、基本的には以下のとおりです。

送金の手順
  1. アプリ画面の「送る」ボタンをタップ
  2. 送金相手を選択
  3. 送金金額を入力
  4. 送金内容を確認のうえ、「送る」ボタンをタップ

金額とともに「この前のランチ代です。ありがとうございました」といった一言も添えられます。

楽天ペイとPayPayのよくある質問

楽天payとpaypayのよくある質問

「楽天ペイもPayPayも、難しくてよくわからない…」初めて使う場合、こんな不安を抱いている人も多いでしょう。そこでここからは楽天ペイとPayPayのよくある質問を見ていきます

事前に疑問を解消することで、自分にとってお得な使い方が見つかるはずです。

Q1.楽天ペイとPayPayは併用すべき?

楽天ペイとPayPayは、併用することで便利かつお得に買い物ができます

たとえばAmazonを使うときはPayPayで支払い、店頭で買い物をするときは楽天ペイを使うといった使い分け方です。シーンに応じて使い分けることで、どんなときもポイントを取り逃さずお得です。

Q2.楽天ペイとPayPayは連携できる?

楽天ペイとPayPayの連携はできません

併用する場合、あくまでそれぞれをシーンごとに使い分けることになります。

Q3.楽天ペイにPayPayカードを紐付けしてポイントを二重取りできる?

楽天ペイにPayPayカードを紐付けすること自体は可能です。ただしPayPayカードから、楽天ペイへのチャージはできません。そのため支払い方法は、楽天銀行口座払いまたはカード払いのいずれかのみです。

またカード払いを選択しても、付与されるのはPayPayカードのポイントのみで楽天ポイントは貯まらないため、二重取りはできません。

Q4.PayPayに楽天カードを紐付けしてポイントを二重取りできる?

残念ながら、できませんなお2025年1月以降、PayPayに紐付けできるクレジットカードはPayPayカードのみとなります。

Q5.楽天ペイからPayPayにチャージや送金はできる?

楽天ペイからPayPayに直接チャージや送金はできません

楽天IDを持もっている人であれば、「楽天キャッシュ」という形でお金を受け取ってもらうことが可能です。つまり、相手が楽天ペイのユーザーでない場合でも、送金はできます。

Q6.楽天ペイとPayPayを始めるならいつがお得?

楽天ペイとPayPayは、できるだけ早めに使い始めた方がお得です。早く始めるほど、日々のお買い物でより多くのポイントを貯められます。

またキャンペーンやクーポン配布も、時期を問わず実施中です。初めて利用する人を対象としたキャンペーンが、楽天ペイとPayPayどちらも開催中のため、ぜひチェックしてみてください(2023年10月2日時点)。

Q7.楽天市場でPayPayは使える?

楽天市場でPayPayや楽天ペイは使えません。楽天市場で使える決済方法は、以下のとおりです。

楽天市場で使える決済方法
  • クレジットカード
  • 銀行振り込み
  • 後払い決済
  • 代金引換
  • Apple Pay
  • コンビニ決済(セブン-イレブン・ローソン、郵便局ATM等)
  • PayPal(ペイパル)
  • ショッピングクレジット/ローン
  • オートローン
  • リース
  • 請求書払い
  • Alipay(支付宝)

出典:支払い・決済方法について|楽天市場

記事のまとめ

楽天ペイとPayPayは、それぞれ異なる魅力がある決済方法です。自分の生活スタイルに合わせてどちらか一方を選んだり、両方使ってシーンごとに使い分けたりするのもよいでしょう。

特にいつも使う店舗やオンラインショップが決まっていない人は、どちらも使える状態にしておくといざというときに便利です。自分にとって使い勝手の良い方法で、スマートにショッピングを楽しみましょう。