デート代の平均は1回あたり12,491円!デート頻度が多いカップルは予算も少ない傾向

デートで最も大きな費用は遊興費や宿泊費を抑え食事代62%! デートといえば、食事をはじめ、映画やカラオケ、散歩や旅行など、さまざまなイベントがあります。これらのイベントの中で、平均的に一番大きな出費となるのはどれでしょうか。 調査の結果、「食事代(レストランなど)」と答えた人が最も多く、全体の62%でした。 以降の順位を見ていくと、2位が「遊興費」14%、3位は11%の「宿泊費」と続きます。 食事代が圧倒的ですね。単価的には遊興費や宿泊費の方が高そうですが、食事は年齢や交際歴なども問わないため、多くの人の回答を集めたと考えられます。 ここからは、1回あたりのデート代の平均額をはじめ、世代やデートの頻度、交際期間、学生か社会人かといった関係性にも注目してデート費用を調べていきます。また、デート費用を抑えるための工夫についての声もまとめています。 ●調査概要 調査対象:パートナーのいる独身男女1,000人(男性488人・女性512人) 調査地域:全国 調査期間:2023年8月7日~8月11日 調査主体:MoneyGeek編集部 調査委託先:アイブリッジ株式会社 1回あたりのデートで使う金額は「5,000円以上1万円未満」36% 皆さんは一回あたりのデートで、どのくらいの出費があるのでしょうか。この調査で最も多かった割合は、「5,000円以上1万円未満」の36%でした。 以降の順位を見ていくと、2位は「1万円以上2万円未満」で24%、3位が「1,000円以上5,000円未満」18%となりました。1,000円から2万円未満の範囲がボリュームゾーンとなっています。 上位3つの中で最も安いのは「1,000円以上5,000円未満」ですが、これはほぼ食事代のみといった金額です。 デートといっても特別なイベントではなく、「日常の延長で食事に行く」という人たちも多いことがうかがえます。 1回あたりのデート費用の平均額は12,491円で世代別の差はそこまで大きくない 次に、デートで使う実際の平均額について調べてみました。その結果、1回のデート代の平均額は12,491円であることがわかりました。 先の調査のボリュームゾーン(1000円以上2万円未満)の中央値近くで落ちつきました。約12,000円であれば、1回の食事代に加え、映画やカラオケなどの遊興費もまかなえそうですね。 年代別に調べてみると、やはり比較的所得が多いであろう40代が一番多く14,952円となりました。次いで多かったのが30代の13,571円で、もっとも少なかったのは20代の12,363円でした。 とはいえ、40代と20代の差はわずか2,589円です。デートに使う費用については、所得や年代にそこまで大きな差はなさそうです。 頻繁にデートをするカップルほど1回あたりの出費が少ない傾向に 次に、デートの頻度ごとにグループ分けして、それぞれの出費額を調べてみました。 これについてはやはり、頻繁にデートするカップルほど1回あたりの出費が少なくなる傾向がありました。 デートをする頻度が多く「週2回以上」「週1回」というカップルは、デート代の「1万円未満」の占める割合も多め。週1回のペースでデートしている場合、6割以上が1万円以下でした。 一方でデート頻度が少なく「月1回」「2ヵ月に1回」というカップルは、それだけ特別な日になるからか、デート代も大きくなるようです。2ヵ月に1回というカップルのデート代は、週1回のカップルとは対照的なグラフとなりました。 ただし、週に2回以上デートする場合と月に1回デートする場合では、総額としてどちらが多いのかはわからないところ。 週に2回デートしている人のデート予算が5,000円の場合、1カ月あたり4万円は使っていることになります。となると月に1回だけデートするカップルよりも総額としては多く使っているケースも多いのではないでしょうか。 ちなみにデートの頻度が「それ以下(年に6回以下)」というカップルも週1回のカップルと似たような比率だったのも印象的ですが、これについては回答数の少なさに起因する部分もありそうです。 交際期間が短いカップルほど1回あたりの出費が少ない傾向に ここでは交際期間ごとにグループを分け、1回あたりの出費額を調べてみました。その結果、交際期間が短いほど、出費額が少ない傾向にあることがわかりました。 交際期間が1年未満のカップルの場合、「1,000円未満」「1,000円以上5,000円未満」「5,000円以上1万円未満」の割合の合計(つまり1万円未満)が67.1%と最も多くなっています。 一方で、10年以上のカップルにおける1万円未満の合計は50.8%で最も少なくなっています。 交際期間が長い人はそれに比例して年齢も高くなるという側面もあるため、経済的な余裕があるともいえるでしょう。また交際期間が長くなると、高い頻度で会わなくなる代わりに、1回あたりのデートを豪華なものにしているのかもしれません。 交際期間が短い場合は、やはり「会いたい」という気持ちも強いからかデートの頻度が多い傾向にあり、そのぶん、1回あたりの出費を抑えているのではないでしょうか。 お互いに学生かアルバイトの場合はデート代を安く抑える傾向 一方が社会人、もしくは学生など、お互いの関係性ごとに1回あたりの出費額について調査してみました。 その結果、やはり「社会人か学生か」によってデート代の分布に違いがあることがわかりました。 比較的似た傾向があるのは「お互いに社会人」と「自分は社会人(パートナーは学生もしくはアルバイト)」のケースです。 この両者は1万円以上の高めの価格帯が多くなっています。「パートナーは学生もしくはアルバイト」というカップルの場合、社会人の側がデート代を全額もしくは多めに支払うというケースも多いのではないでしょうか。 一方で「お互いに学生もしくはアルバイト」と「自分は学生もしくはアルバイト(パートナーは社会人」というケースでは1万円未満の占める割合が多くなっています。 お互いの関係性によって、支払い配分に差を設けている(パートナーが多めに支払う)ことも考えられるでしょう。 クーポンの利用やポイ活をしてデートの出費を抑えている 最後に、デートの出費を抑えるための工夫についても聞いてみました。 出費を抑えるため、皆さんさまざまな工夫をしているようですが、一方で、「せっかくのデートなので出費は気にしない」という声もありました。 全体的に、「クーポンを利用する」「ポイントを活用する」といった声が多くありました。 他には「水筒やお弁当を持って行きなるべく節約する」というカップルもいれば「ガソリン代が高いので車は使わず公共交通機関を利用している」といった声もありました。 何かと値段が上がっている昨今、出費を抑える項目に「デート代」も含めている人は少なくないようです。 本記事の内容(画像、データ、その他情報)は、以下のルールに準じたうえで引用可能です。・本記事へのリンクを貼ること・引用元として下記を記載すること MoneyGeek「デート代の平均は1回あたり12,491円!デート頻度が多いカップルは予算も少ない傾向」